うちのキセキちゃんの成長のお話。
10ヶ月にして人体の対称性を理解したらしい
まあ大層な言い方をしましたが、具体的に言えば
「10ヶ月にして、服に片腕を通すともう片方の腕も上げてくれるようになった」
どうやら自分には腕が両側に1本ずつあることを学習したご様子。
なんとまあ大きくなって……涙
生まれたときは自分に手があることを理解していない
両腕があることに気づいてくれてなぜここまで嬉しいのかといえば
「生まれたときには自分に手があることすら理解していない」
からです。
これは大学で児童発達学を勉強していたときに習ったのですが、
「赤ちゃんは生後3ヶ月ほどで、じーっとグーを眺めるようになる」
「次第にグーパーグーパーして、それもじーっと眺めるようになる」
「それは『これが自分の意図したとおりに動く自分の手である』ことを学んでいるからである」
つまり、グーパーグーパーして自分の手を認識するまでは、自分の手を自分の手だと理解できていないということ。
反対側を向いただとかで視界からグーが消えて泣く我が子の姿を目撃した親御さんは多いはず。
うちのキセキちゃんももれなくそうで、首をひねっては「グーがなくなった!」と号泣しました。
「自分の手やから! こっち向いたらあるから!」
と微笑ましさ半分呆れ半分で見守っていたあの頃から、たった数ヶ月で「自分に両腕がある」ことを理解するとは!
まさかこの子……
天才かっ!?
ただし物の対称性は理解できない様子
ここまでいえばお着替えでのお話だとまるわかり。
ここで言う「物」とは……「服」のこと!
どうやら自分に両腕があり、片腕を通せばもう片方の腕も通すことは理解しているようなのですが、
服には袖口がある
ことまでは理解できていない様子。
なので、袖を通そうと腕をめちゃくちゃ協力的に曲げてくれるものの、
突然いきなり急激に肘を伸ばして、袖ではないところを突き破ろうとして、腕が出せなくて
「うぎゃああああ!!!」
とお着替えのたびにやっています。
もしや君……あほなのか。
いえいえだって0歳児ですから。
両腕の存在を理解できるようになっただけで、母としてはうるうるきちゃうものです。
とりとめもない記録にお付き合いくださりありがとうございました。